牛肉を買おうとしたとき、”国産牛”と”和牛”の二種類があるのはご存じでしょうか。
両方とも同じものと認識している方もいるかもしれませんが、明確な違いがあります。
国産牛とは
国産牛は食品表示法に基づいて決まっています。
それは「日本国内で飼育・加工された牛」です。
つまり、外国で産まれる→外国で育つ→日本に連れてきて飼育する→日本で加工する
これも国産牛と表示することが可能です。
ただし、日本国内での飼育が最も長いことが条件となります。
外国で１歳まで育つ→その後、日本に連れてきて３歳まで飼育は立派な国産牛となります。
国産牛と名乗るための品種は全く関係ありません。どんな牛でも国産牛です。
和牛とは
国産牛と違い、和牛には品種の指定があります。
黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種と、これら４品種の間での交雑により生まれた牛のことを指します。
農林水産省より引用
さらに、これらの品種のであり、国内で出生し、国内で飼育した牛でないと、｢和牛」とは表示できません。
同品種を海外で出生させ、国内に連れてきて飼育しても和牛とは名乗れないということです。
ちなみに、、、
国産牛はほとんどが黒毛和種です。有名な松坂、神戸なども黒毛和種となります。
